天なびコラム

第6140話

2017年08月19日

空き家

先日近所を散歩していたところ、空き家の側であっという間に蚊に数か所刺されてしまいました。
夕方の30分程散歩していたのですが、蚊に刺されたのはその場所だけでした。
その空き家の敷地は人の背丈ほどのブロック塀に囲まれていたのですが、その塀を超える高さにまで雑草が育っており、敷地全体がうっそうとしていました。
門扉から中が見えたのですが、庭の雑草で既に家は隠れ、長期間人の手が入っていないことは容易に想像できました。
恐らく池や窪んだ場所に雨水が溜まり、そこで大量発生した蚊が通りかかる人を待ち構えていたのだと思います。
昔であれば、蚊に刺されることは大したことでは無かったかも知れません。
しかし近年蚊に刺されることで感染するデング熱が問題になったこともあります。
今やたかが蚊とは侮れません。
また最近話題のヒアリやセアカゴケグモ等、毒を持つ外来種もそのような場所では人知れず繁殖する危険があります。
昨今防犯や景観面から空き家が問題視されていますが、健康面からも問題になると感じさせられた出来事でした。


執筆者:シゲル