天なびコラム

第6143話

2017年08月22日

皆既日食

日本時間の8月22日の午前2時ころから、アメリカの一部で皆既日食が見られるそうです。
日食は、月が太陽の前を横切るときに月が太陽を隠すことで起こります。月が太陽を隠す度合いによって3つの名前がついていて、一部分のみなら「部分日食」、すべてなら「皆既日食」、周りがはみ出して見えると「金環日食」といいます。

中でも皆既日食はとても珍しい現象で、同じ場所では300〜400年に一度しか見られないそうです。ですが、地球全体で見ると毎年どこかで起こっていて、前回は、2016年3月9日にインドネシアや太平洋の一部で、次回は、2019年7月3日に南太平洋や南米大陸の一部です。日本で次に皆既日食を見ることができるのは、2035年9月2日で能登半島から関東北部にかけての地域で見られるそうです。

皆既日食のときには、いろいろな美しい現象が見られます。コロナという太陽を取り囲むガスの光や、プロミネンスという太陽の炎が吹き出している様子が見えたりします。また、皆既日食が終わる瞬間にはダイヤモンドリングという現象を見ることもできるそうです。

皆既日食を日本で見られるのは18年後ですが、そのときには是非見に行きたいと思っています。


執筆者:たち