天なびコラム
第6193話
2017年10月11日
秋の星空
こんにちは。阿波狸です。草木の葉が少しずつ色褪せてきているのを感じます。
秋晴れの澄んだ夜空を観ますと、上空に秋の宙を代表するペガスス座が大きく羽を広げていました。その少し東側にはアンドロメダ座が位置していました。私の肉眼では確認することができないアンドロメダ銀河がこの辺にあるのだろうなと心の目で観ていました。目の良い人は肉眼で観えるようです。以前タカハシの望遠鏡にカメラを接続し撮影したことがありますが、5分程度の露出で淡い金色に輝く銀河の姿をとらえることができました。この銀河は口径の小さな望遠鏡や双眼鏡でも観えるほど大きな天体なので、望遠鏡や双眼鏡をお持ちの方は探してみてはいかがでしょう。
これから秋から冬にかけて天文イベントが多く期待されます。今月21日にオリオン座流星群が極大を迎えます。輻射点が昇ってくるのは深夜なので夜明け前が見頃かと思われます。天気が良ければ観望してみたいものです。
執筆者:阿波狸