天なびコラム

第6251話

2017年12月08日

アメダス

先日山頂にある遊園地に行ってきました。
麓から歩いて行ったのですが、道は登山コースにもなっており、途中すれ違う方の多くは登山ウェアでした。
一方私は遊園地のことしか頭に無く、かなりラフな服装でした。
山道ではすれ違う人々と挨拶を交わしたのですが、あたかも登山しに来たかのように挨拶している自分に気恥ずかしさを感じました。
そんな気恥ずかしさを噛み締めながら歩くこと2時間半。
やっと山頂近くの開けた場所に到着しました。
想像以上の体力の消耗に茫然と立ち尽くす中、ふと高い金網で囲まれた場所が目に入りました。
何の施設だろうかと重い足を引きずり近づくと、プレートにアメダスの文字が。
「アメダス!!」
正直疲れも忘れてアメダスに興奮する自分に驚きました。
仕事上アメダスという言葉を目にしない日はありません。
自分でも気づかぬ内に私はアメダス好きになっていたようです。
しかしテンションが上がったのも束の間、肝心のアメダス機器が金網の遥か向こうで少ししか見られないのです。
「もっと近くでみたい。。」
アイドルの追っかけのような気分になってきました。
結局その場所のアメダス機器は近くで見ることはできなかったのですが、帰って調べると場所によっては近くで見られるものもあるようでした。
趣味にアメダス探訪を考え出しています。
ちなみアメダスとは「地域気象観測システム」の英語略称で、降水量、風向・風速、気温、日照時間の観測を自動的に行っています。
今回私が見つけたのはその機器が設置されている場所の一つで、なんと全国に約1,300か所もあります。
アメダス探訪、長くなりそうです。


執筆者:シゲル