天なびコラム

第6383話

2018年04月19日

飛来物質に注意

4月も後半戦ですが、いかがお過ごしですか?
ヒノキ花粉の飛散も、九州〜東北ではようやく終わりが見えてきた頃でしょうか。
私は花粉症ではないのですが、この時期飛来が活発な黄砂に怯えています。
小学生の頃に突然目が痒くなり、ずっと目を触っているとまつ毛が全て抜けてしまったことがありました。
眼科に行くと黄砂アレルギーと診断され、その時初めて黄砂の存在を知ったと同時に、中国大陸の砂が風に乗ってこんなに離れた日本まではるばる飛んでくるなんて!と驚いたことを覚えています。
それ以降は目薬で対策をしていますが、それでもこの時期になると目が痒くなったりまぶたが赤く腫れたりすることがしばしばあります。
私の場合、症状が出るのは目だけですが鼻水やくしゃみを伴いアレルギー性鼻炎のような症状を引き起こしたり、粒子が非常に細かいために気管や肺にまで入り込み、喘息を誘発させてしまうこともあるそうです。
黄砂はアルカリ性なので体内に蓄積されやすく年月がたてばたつほど人体に大きな影響が出るようですので、外出時はマスクや帽子、眼鏡の着用や、帰宅時には家に入る前に衣類に付着した黄砂を払い落とすなど、体内にも室内にも侵入させないようひと手間を心掛けることが必要です。
今の季節はPM2.5も多く飛来しており、黄砂と合わさると健康への被害はさらに大きくなります。
はっきりと目に見えるものではありませんので甘く見がちですが、天なびの「黄砂情報」や「PM2.5大気汚染予測」ではマップで動きが確認できますので、ぜひ活用してみてくださいね。


執筆者:まる