桜の豆知識

第4話 花見のお酒

お花見といえばお酒という人もいると思います。遥か昔、サクラの木の下でお酒を飲むことには大切な意味があったようです。
その昔、日本人が信じていた神様に「サ神」がいました。「サ神」は山の神様でした。普段は山の頂上に近いところに住んでいて、人々は容易に近寄れなかったそうです。その「サ神」へのお祈りは、「サ神」(サ)がしずまる座(クラ)であるサクラの木の下で行われ、お祈りに使われていた大事なお供え物の一つである酒を木の下で頂くことは大切な行事だったとされています。