桜の豆知識

第5話 桜の生長

サクラは夏の間に花の元になる花芽を作ります。その後、秋になると休眠に入ります。休眠とは花の芽の生長が止まっている状態で、この時期に気温が高くなっても花が咲くようにはなりません。
花芽は冬の低い気温に一定期間さらされると休眠から目覚めます。これを「休眠打破」と呼びます。目を覚ました花芽は再び生長を始め、気温が高くなるにつれて開花に近づきます。つまり、冬が寒く春が暖かい方が、サクラの開花が早まるのです。