防災シミュレーション
防災シミュレーション【避難編】で学んだことをおさらいしよう。
避難行動を振り返ろう
家を出る前にチェック
ブレーカーは切り、ガスの元栓は締めてから避難しましょう。そのままにしておくと、復旧時に火災や爆発の恐れがあります。
また、災害時は電話回線が混雑しやすくなります。回線のパンクを防ぐためにも、不要不急の電話は控えましょう。
家の周りをチェック
近隣住民にも声を掛け、必要であれば手を差し伸べてあげましょう。いざというときには、協力し助け合うことも大切です。
車で避難すると、渋滞を引き起こす可能性があります。緊急車両の通行の妨げになるので、原則的に徒歩で避難しましょう。
避難途中の川をチェック
川沿いは災害によっては必ずしも安全とは限りません。津波が海から川へ向かってくることもあり、地震の時は特に危険です。大雨や地震の際は、なるべく近付かないようにしましょう。
また、避難経路が本当に安全か、事前に確認しておくのが望ましいです。
道沿いの建物をチェック
亀裂のあるビルは、外壁やタイル、看板やガラスの破片など、予期せぬものが落下する恐れがあります。十分に注意しながら逃げましょう。
万が一建物の柱などまでひび割れていると、倒壊の可能性もありますので、近付いてはいけません。
電線をチェック
切れたり、垂れ下がっている電線に触れると、感電の危険があります。また、たとえ切れていても、電気が通っている場合があり危険です。近付かず、絶対に触らないようにしましょう。
樹木や看板に電線が接触しているときも同様で、近付いてはいけません。
避難所生活を振り返ろう
避難所到着後にチェック
到着後は、住所・氏名・連絡先を受付で申告しましょう。その他、家族の安否確認や炊き出しなどの役割分担も行う必要があります。
なお、タバコはどこでも吸って良いとは限りません。受動喫煙や火災防止のため、定められた避難所のルールに従いましょう。
共同生活をチェック
避難所の居住スペースは、個々の家と同じです。周囲への配慮や思いやりを心がけましょう。
妊婦や乳幼児、高齢者などは特に配慮が必要になります。ダンボールで周囲との仕切りを作るなど、プライバシーの確保につとめましょう。
避難所のトイレをチェック
トイレを我慢していると、体調不良を引き起こす恐れがあります。トイレは毎日多くの人が利用しますので、施設のルールに従い、清潔に利用しましょう。
また、トイレの回数を減らすために水分を控えるのも、身体に悪影響です。
衛生面をチェック
避難所は、風邪やインフルエンザ、食中毒などの感染症が流行しやすいです。なるべくこまめに手洗い・うがいをし、感染症の予防につとめましょう。
可能であれば、消毒用エタノールも併せて使用すると安心です。
避難中の身体をチェック
同じ姿勢を続けると血流が悪くなり、血栓(血の塊)ができてしまいます。「エコノミークラス症候群」といい、死に至ることもあり危険です。
そのため、定期的に身体を動かして血流が悪くなるのを防ぎましょう。水分補給も血流の悪化を防ぐ効果があります。