防災の知識|避難・感染症対策編

感染症の流行により、避難の仕方も少し変化しました。いざという時のためにチェックしておきましょう。

災害前の避難準備は?

避難することを考え、普段から非常用持ち出し品を準備しておきましょう。

備蓄品イラスト

食料品や懐中電灯などはもちろん、今は感染症対策の準備も必要です。

感染症対策に有効なものは?

  1. マスク
  2. 手指消毒用アルコール
  3. 石鹸・ハンドソープ
  4. ウェットティッシュ
  5. 体温計

参照:首相官邸ホームページ

感染症対策以外の備蓄品など
詳しい内容はこちらでチェック

防災備蓄品チェック

災害発生〜避難するまで

過去の大きな災害の際には、逃げ遅れてケガや命を落とした方もいます。

被害写真

出典:財団法人消防科学総合センター

災害から自分や家族を守るためには、災害発生から準備し、安全に避難することが大事ですが、それは場所や状況によっても異なります。
では、いつ何をしたらいいのでしょうか?

マイタイムライン

いざという時に慌てず行動するため、災害時にどういった行動をすればいいのか、家族で話し合い時系列でまとめておきましょう。

マイタイムライン

出典:関東地方整備局ホームページ

印刷して家族で考えてみましょう
マイタイムラインの作成はこちらから

どこへ避難するべき?

感染症のリスクにかかわらず、災害時に危険な場所にいる人は避難することが原則です。
避難とは「難」を避ける行動であり、避難所に限らず、より安全な場所に避難することが重要です。

避難所写真

出典:財団法人消防科学総合センター

災害時の避難のポイントは以下です。

安全な場所への避難を考える

避難所の他に、安全な自宅や親戚・知人の家、ホテルなどに避難することも考えましょう。

※pdfファイルが開きます。

ハザードマップで危険度を事前に確認

避難場所(自宅、知人宅、避難所等)の安全性は事前にハザードマップで確認しておきましょう。

大雨「警戒レベル」の意味の理解

災害時はその危険度に応じた「警戒レベル」が発表されます。

警戒レベル

避難開始する対象

警戒レベル3:
高齢者等避難

避難に時間がかかる方やその支援者
特に災害の危険性が高い所にいる方

警戒レベル4:
全員避難

危険な場所にいる人全員

※「全員避難」は、全員が避難所に行くことではありません。

参照:日本災害情報学会

感染症のリスクも念頭に置き、避難場所をシミュレーションしておきましょう。

どこへ避難するかの判断基準など
詳しくはこちら

内閣府・消防庁(外部サイト)

※pdfファイルが開きます。

避難所での過ごし方は?

災害時は感染症の感染リスクが高まります。特に避難所では衛生状態を保つことが大切です。

手洗いの徹底

特に食事前、トイレ後、調理前は必ず手を洗いましょう。流水で手洗いができない場合には、アルコールを含んだ消毒液で消毒を行いましょう。

手洗いのイラスト

咳エチケット

咳やくしゃみの時はティッシュやマスクで口と鼻を覆いましょう。
もし間に合わない場合は二の腕で口と鼻を覆いましょう。

トイレの使用

使用前後には便座を拭きましょう。また、使用後には手を洗いましょう。

食事について

袋入りの食べ物は手でちぎったりせずに直接食べましょう。また、おにぎりを握るときは使い捨ての手袋やラップに包んで握りましょう。

感染症対策物の持参

マスク・消毒液・体温計は持参しましょう。マスクが無い場合は口を覆うハンカチ、消毒液が無い場合はウェットティッシュなどで代用します。

参照:厚生労働省、避難所マニュアル

感染症対策や避難所の場所は更新される場合があります。
定期的に最新の情報をチェックしておき、災害時にスムーズに避難できるよう準備しておきましょう。

あなたの街のハザードマップを確認しよう

国土交通省(外部サイト)

大雨に関するサービス