防災の知識|雷・竜巻編
雷とは?
積乱雲内の小さな氷粒が衝突する事で静電気が生まれます。
その静電気が外へ放電する現象が雷です。
放電する際に発生する光と音が雷光と雷鳴です。
雷の前ぶれ
以下に当てはまる事があったら、落雷に注意しましょう。
- 1.大きな積乱雲の接近
- 2.雷鳴が聞こえる
- 3.大粒の雨・雹(ひょう)が降る
- 4.AMラジオの音声に雑音が入る
落雷を避けるために、登山や野外スポーツを行う際は、事前に天気予報をチェックしておくことも大切です。
落雷から身を守る
落雷は屋内外で注意が必要です。
屋外にいる場合
- 1.頑丈な建物や、車の中に避難する
- 2.背の高い木からは4m以上離れる
- 3.周囲より背を低く保つ
- 4.長い物を高く持ち上げない
屋内にいる場合
- 1.家電製品のコンセントを抜く
- 2.窓や柱から離れ、姿勢を低くする
- 3.入浴や調理をしない
家電製品は落雷でショートするおそれがあります。また、雷は水道管などを伝うこともあるため、水回りにも注意しましょう。
竜巻とは?
積乱雲の強い上昇流から発生する激しい渦巻きの事を言います。
直径数十〜数百メートルのろうと状・柱状の雲として現れることが多いです。
河川の氾濫や浸水など、各地で大きな被害を引き起こす恐れがあります。
また、がけ崩れや土石流のような2次災害にも注意しなければなりません。
竜巻から身を守る
竜巻が発生した場合は以下に気を付けましょう。
屋外にいる場合
- 1.頑丈な建物に避難する
- 2.電柱や木から離れる(倒壊のおそれ)
屋内にいる場合
- 1.窓やカーテンなどを閉める
- 2.窓から離れ、地下や1階に移動する
- 3.頑丈なテーブルの下で頭を守る
気象情報をチェックし、素早い避難を心がけましょう。