防災の知識|火山編

火山について

火山

日本には現在111の活火山があります。
このうち50の活火山は常時観測火山として、24時間体制で観測・監視をしています。

噴火警報・予報

生命に危険を及ぼす火山現象の発生や、危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に発表されます。
全国111の活火山で運用されています。

※噴火警戒レベルが運用されていない火山

予報・警報 対象範囲 警戒事項等
噴火警報
(居住地域)
又は
噴火警報
居住地域及び
それより火口側
居住地域
厳重警戒
噴火警報
(火口周辺)
又は
火口周辺
警報
火口から
居住地域近くまでの
広い範囲の火口周辺
入山危険
火口から
少し離れた所までの
火口周辺
火口周辺危険
噴火予報 火口内など 活火山である
ことに留意

火山活動の状況

居住地域厳重警戒
居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される。

入山危険
居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される。

火口周辺危険
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される。

活火山であることに留意
火山活動は静穏。火山活動の状態によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる。

噴火警戒レベル

火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲とるべき防災対応を5段階で表しています。
常時観測・監視が行われている50火山のうち、38火山で運用されています。

※噴火警戒レベルが運用されている火山

予報・警報 対象範囲 レベル
噴火警報
(居住地域)
又は
噴火警報
居住地域及び
それより火口側
レベル5
避難
レベル4
避難準備
噴火警報
(火口周辺)
又は
火口周辺
警報
火口から
居住地域近くまでの
広い範囲の火口周辺
レベル3
入山規制
火口周辺 レベル2
火口周辺規制
噴火予報 火口内など レベル1
活火山である
ことに留意

レベルの詳細

レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難などが必要です。

レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難準備や災害時要援護者の避難などが必要です。

レベル3(入山規制)
登山禁止入山規制、危険な地域への立入規制などがあります。
状況に応じて災害時要援護者の避難準備などが必要です。

レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制などがあります。

レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制などがあります。

噴火速報について

噴火速報とは

気象庁が発表する噴火速報とは、噴火発生の観測事実を、迅速・端的かつ的確に知らせるための速報情報で、2015年8月から運用が開始されました。

初めての噴火、または噴火警戒レベル引き上げの検討が必要とされるような規模の噴火を確認した場合に発表されます。

対象火山

全国50の常時観測火山
詳しくは気象庁のページをご覧ください。

発表される情報

発生時刻・火山名・対象市町村などの情報が発表されます。

<例>
○○山で、平成**年**月**日**時**分頃、噴火が発生しました。

主な火山災害

大きな噴石

被害は火口周辺の概ね2〜4km以内に限られますが、登山者が死傷したり建物が破壊されることがあります。

火砕流

高温の火山灰や岩石、空気や水蒸気が急速に山を流れる現象です。

大規模な場合は広範囲に広がり、通った所を焼失・埋没させます。

融雪型火山泥流

火砕流などの熱で雪が融け、大量の水が土砂や岩石と共に高速で流れる現象です。

遠くまで一気に流れ、広範囲の建物や農耕地を破壊・埋没させます。

溶岩流

マグマが高温の液体のまま地表を流れ、建物や森林などを焼失・埋没させます。

地形や溶岩の温度などにもよりますが、速度は比較的遅いと言われています。

小さな噴石・火山灰

小さな噴石は10km以上風に流され、降下に数分〜十数分かかることもあります。

火山灰は広域に降り積もり、農作物の被害、交通麻痺、家屋倒壊など生活に深刻な影響を及ぼします。

火山ガス

マグマに含まれる二酸化硫黄、硫化水素などの様々な成分が気体となった時、成分によっては人体に悪影響を及ぼすことがあります。

土石流や泥流

岩石や火山灰が積もった所にが降ると、土石流や泥流が発生することがあります。

火山灰による健康への影響

呼吸器系の症状

慢性の肺疾患がある人は発作的な咳が出たり、呼吸が困難になることがあります。
深刻な心臓疾患のある人も注意が必要です。

健康な人でも、せきが増えたり、炎症などを伴う胸の不快感を感じることがあります。

目の症状

火山灰が目に入った時に、目をこすってしまうと、引っかき傷(角膜剥離)結膜炎になることがあります。

皮膚への刺激

まれに火山灰によって皮膚炎を起こすことがあります。

火山灰の対策

離れた場所でも、火山灰が飛んでくることがあるので、十分に注意してください。

  1. 1.不要な外出は控える
  2. 2.車の運転を控える
  3. 3.マスクやメガネを着用する
  4. 4.コンタクトレンズを使用しない
  5. 5.手や目を良く洗い、うがいをする
  6. 6.ハザードマップを確認する

気象情報の活用

被害を最小限に抑えるために、最新の気象情報を活用しましょう。

火山噴火情報

火山ごとの噴火レベルや危険対象地域を確認できます。

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