天なびコラム

第6446話

2018年06月21日

地震対策3

先日(18日)大阪府北部を震源とするM6.1の地震が発生した。この地震に伴い、家具の下敷きやブロック塀の下敷きとなり、尊い命が奪われた。

今回の地震でも、ブロック塀の倒伏が何か所かで見られた。以前からブロック塀の危険性は指摘されているにもかかわらず、未だ対策が施されていない学校が多いことを残念に思う。私の出身大学のK大学では、数年前に地震研究者であるO教授の働きにより、ブロック塀をフェンスに置き換える工事が行われた。今回の地震を教訓に、学校やその周辺の通学路付近ではブロック塀を無くす取り組みが行われればと思う。

外出先で地震が発生した場合に自分の身をどう守るのか常に意識し考えながら行動することが求められるが、なかなか難しいものである。けれども、毎日通る通学路や通勤路では、予め考えておくことが容易になる。近くに倒れそうなもの、上から落下してきそうなものを再確認し、揺れた際に退避できる場所など考えておくと、いざという時に大けがをするリスクは少なくなる。

今回の地震を教訓として、身の回りを再確認してみたいものである。




執筆者:阿波狸