天なびコラム

第6530話

2018年09月13日

停電とサバイバル

ちょうど一週間前の未明「北海道胆振東部地震」が発生しました。
その影響で、数日にわたり北海道全域で大規模な停電になってしまいました。
私自身、東日本大震災のときに3日間ほど電気の無い生活を送ったことがあります。
その時は、ガソリン節約のため外出もせず、スキーウェアを着て家に引きこもっていた記憶があります。

ところで今回の大規模停電で、「サバイバルファミリー」という映画を思い出しました。
2017年に公開された映画ですが、テーマは「もし電気がなくなったら?」というものです。
簡単にあらすじを紹介しますと、ある日突然、テレビやスマホなどの家電製品、さらには自動車や乾電池に至るまで、電気を必要とする全てのものが使えなくなってしまいます。
情報も一切断たれ、突然不自由な生活を送ることになった家族の物語です。

劇中で印象的だったのが、「情報」の大切さです。
テレビもラジオもない状態ですと、外のことを知るすべがほとんどなくなってしまいます。
劇中でも、デマ情報や誤った判断で行動してしまうなど正確な情報を得ることがいかに大切かということが表現されていました。
今回の地震でも、テレビでは「SNSなどで情報を伝えてあげてください。」などと放送している場面もありましたが、正確な情報を伝達するということの重要さを改めて考えさせられました。

長期間電気が使えないというのは、なかなか想像のつかない状況ですが、このような映画を観て、もし自分が被災したらということを考えてみてはいかがでしょうか。

執筆者:ユン坊