天なびコラム

第6657話

2019年01月18日

今日飛ぶ?

今日は天候が良ければ鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット4号機が打ち上がる日です。

この1〜2年の間で私の中での体感ではありますが、毎日とは言わなくても頻繁に宇宙関連のニュースが飛び込んでくるようになったような気がします。

つい先日は中国が月の裏側の探査を開始したというニュースがありました。これまで観測はされていたものの、上陸されることのなかった月の裏側に人類初めて着陸が成功したというニュースに私は心を躍らせました。

また年末にはインド政府が世界で4番目となる有人宇宙船を打ち上げる発表をしました。
これまで着実に宇宙開発技術を築き上げていたインドがついに有人飛行に乗り出す!眠っていた獅子がついに動き出すかのような感覚、そしてアジア圏から発されたニュースにワクワクしてしまいました。

さらに去年はスペースX社がテスラのスポーツカーを火星軌道に向けて飛ばしたり、月周回飛行をする世界初めての民間人に株式会社ZOZOの代表取締役、前澤友作氏を選んだことを発表したりと様々な話題を振りまいてくれました。

もちろん成功のニュースだけではなく失敗や事故のニュースもありました。
ISSに穴が開いてそれを宇宙飛行士が親指で防いだ話もありました。しかしその後それを鮮やかに修復する様子が生放送されていました。

子供のころは宇宙に行くなんていうことはまだまだ夢のような話でしたが、最近の宇宙開発の発展の速度を見ると近いうちにでも“一生に一度は宇宙旅行”なんて時代が来る気がしてなりません。

今は「週末天気がいいからどこかに出かけようか」という会話ですが、しばらくすると「今週末晴れるからロケット飛ぶなぁ。宇宙行くか」なんて会話が日常になる日が来れば楽しいですね。

そうなると今はまだ大気下層の地上から見える雲の様子が週末のレジャーの予定を左右する大きな要因ですが、今後は「成層圏が〜、熱圏が〜」などなど今まで以上に天気予報の範囲が広がり、必要とされる機会が増えればと思います。


執筆者:くもおとこ