天なびコラム

第6835話

2019年07月15日

富岳

理化学研究所(神戸市)のスーパーコンピュータ「京(けい)」が8月で運用を停止し、次世代後継機(いわゆる「ポスト京」、2021年から運用開始予定)に入れ替わりますが、その名称が少し前に決まりました。「富岳(ふがく)」だそうです。
(ポートライナーの駅名も、いずれ「京コンピュータ前駅」から「富岳コンピュータ前駅」に変更されるのでしょうか…)

「富岳」は日本一の山「富士山」の同義語で、一般公募に寄せられた5181件の応募の中から採択されたそうですが、開発ベンダが富士通さんなのも無関係ではありますまい…。どうせなら「富嶽」の方が北斎の三十六景みたいで格好良かったかも。
ちなみに応募が多かった名称候補は、1位「垓(がい10の20乗)」、2位「雅(みやび)」、3位「極(ごく10の48乗)」で、「京(10の16乗)」を超える漢数字単位絡みの投票が目立ったようで、皆さん考えることは大体同じですね。

さて、富士山に登るとなると、ベストシーズンは梅雨明け直後、例年なら「海の日」(本日!!)の頃なのですが、今年は沖縄以外は梅雨が明けておらず、この時期にしては寒々とした天候が続いています。オホーツク海高気圧の勢力が強い上に、エルニーニョ現象の影響で太平洋高気圧の張り出しが弱いのが原因のようです(えのきーさんコラム参照)。

「海の日」(自分が学生の頃はそんな祝日ありませんでした…)は、ハッピーマンデー導入後は7月の第3月曜日と定められましたが、来年だけは東京オリンピック・パラリンピックの都合で、開会式前日(2020年7月23日(木))に変更されるようです。自分の古いガラケーや昨年末に購入した手帳を確認すると、2020年は7月20日(月)が祝日扱いになっておりました。
普段、平日はガラケーのアラーム機能で目覚めていて、土日祝には鳴らさない設定なのですが、来年は寝坊しないように気をつけないと…。

執筆者:風来坊