天なびコラム

第6982話

2019年12月09日

神戸ルミナリエ

ライトアップされた木々や、巨大なクリスマスツリーがキラキラと目立つようになり街はすっかりクリスマスムードですね。
先週6日から、神戸ではルミナリエが始まりました。
今回25回目の開催となるルミナリエですが、1995年の阪神・淡路大震災の発生を契機に、鎮魂と追悼、街の復興を祈念して毎年開催されています。
震災が発生した当時、まだ物心がついていなかった私は、被災直後の映像や家族の話などから計り知れないほど痛ましく甚大な災害が発生したことを知りました。
これまでも何度か訪れていますが、幻想的な景色をただきれいだなぁと見つめていただけで、関西に住んでいながらルミナリエの本当の意味を知ったのは最近のことです。
今年のルミナリエのテーマには、 震災を知らない世代が増えていく中で、震災から学んだ教訓や、復興した神戸の誇りや未来への希望を伝えるという意味も込められています。
今年はその意味を深く感じ、15日の消灯式に合わせて参加したいと考えています。


執筆者:まる