天なびコラム

第7157話

2020年06月01日

外出に思いを馳せる

緊急事態宣言は解除されましたが、現在も県を跨いでの移動は自粛して欲しいと呼び掛けている自治体が多く、本格的なレジャーまではまだ難しそうではあります。
それでも少しずつ娯楽や商業が戻りつつあるものの、今は梅雨本番を迎える直前。
外出が以前より許されるようになったとて、もうすぐ梅雨だし結局出かけづらいではないかと、皮肉じみたことを考えてしまいました。

雨の日の外出はどうしても億劫です。
傘というそこそこ大きな荷物が増えますし、降り方が強いと傘が意味を成さず、少しの移動でも濡れてしまいます。
実際、雨の日が好きか嫌いかでアンケートを取ると、雨の日が嫌いな人の割合は半数以上にものぼるそうです。

しかし、雨を有効利用できるレジャーも中にはあります。
例えば釣りは、雨音や水紋が釣り人の気配を消す効果があり、晴天時よりも釣れやすいという説があります。
お天気ナビゲータでも、スマホ・PC版では海ナビのタイドグラフPROで釣果期待度という釣れやすさの参考指標を掲載していますが、実はあれも晴れていれば必ずしも指標が良くなるとは限らなくなっています。
もちろん晴れの方がいいという意見もあり絶対ではないですが、曇りや雨を狙う釣り人も中にはいるそうです。
但し、大雨の時は危険を伴うので、無理は禁物です。

雨でも外で楽しむことはできるとは言え、今月はまだ我慢が必要そうです。
遠出がOKになったら、まずどこへ行きたいか考えている方もいらっしゃるでしょうか。
国内旅行の定番スポット、お子様のいるご家庭ならテーマパーク、ご実家が遠い方は帰省をお考えかもしれないですね。
雨の日が減った頃に、パーッと気分よく出かけられる日が来ることを願って、今年の梅雨はもう少し辛抱しましょう。


執筆者:そふぃー