天なびコラム

第7298話

2020年10月20日

季節の変わり目に負けず

急に気温が下がったり、夏日に戻ったり、服装選びも難しいほど安定しない日々が続いています。
季節の変わり目の真っ只中ですが、体調は崩されていないでしょうか。
今年は新型コロナウイルスもあり、体調の良し悪しにはどなたも敏感になっているかと思います。

そもそも、季節の変わり目で体調を崩しやすい原因を上手く説明できますか?
寒暖差で体が慣れないから・自律神経が乱れるからと何となく聞いたことある方は多いと思います。
自律神経は、身体を動かそうとする交感神経と、身体を休ませようとする副交感神経から成るもので、環境の変化を敏感に受け取って内臓や血流の運動を調整してくれます。
しかし、目まぐるしく環境が変わると調整機能が狂い、様々な不調が現れるようになるのです。

自律神経の乱れから来る症状は、咳や鼻づまり、頭痛にめまい、不眠やだるさなど。
症状はよく似ていますが、厳密には風邪とは異なります。

また、季節の変わり目で注意すべきなのは寒暖差だけではありません。
特に今の時期や春頃は、湿度や気圧も変わりやすい時があり、これらの急激な変化も時には体調不良を引き起こす要因となります。
湿度が急降下すれば肌のトラブルが増えたり、気圧が下がると頭痛がしたりという声も多いでしょう。
気温だけを見るのではなく、気候として様々な気象要素を併せて見ることが大切です。

天なびでも、全国市町村のポイント天気から湿度と気圧を確認することができます。
PC・スマートフォン版では、変化が見やすいように気温・湿度・気圧をグラフで見る機能もあります。
体調不良の予防に是非活用して下さい。


執筆者:そふぃー