天なびコラム

第7390話

2021年01月20日

冬の空というと

「冬の空というと、湿度が低いおかげで、夕焼けの色のグラデーションはきれいで、夜は星がきれいに見えるので、夕方から夜の空は冬が一番きれいだと思います。」
というのは、私が生まれも育ちも太平洋側だからであって、これはどうやら“太平洋側ローカル”の話だなと最近思うようになりました。

先日、オンライン新年会をする機会があって、その時間帯はちょうど窓から綺麗な夕焼けが夜になっていく空が見える時間帯だったので、背景に窓の外の空も見えるようにしていました。
そうしていたら、日本海側出身の人に「5月みたいな空だな」と言われて、その感覚のずれに驚きました。
確かに、冬型の気圧配置の場合、日本海側はほとんど雪雲に覆われるというのは知識としては知っていました。
しかし、こういった綺麗なグラデーションの空を日本海側出身の人が見ると「冬らしくない」と思うような“感覚”まではわかっていませんでした。
日本海側の人にとって冬の空というと、ずっと灰色で変わらないゲームの背景のようだそうです。
それぞれの地域のローカルな感覚として冬の空というとこんな感じというのがあるのかもしれません。
皆さんにとって、冬の空というとどんな空でしょうか?


執筆者:ありんこ