天なびコラム

第2815話

2008年07月12日

夏祭りと天気

7月も中旬に入り、これから夏祭りや花火などのイベントが各地で行われる時期となります。昼間は夏特有の暑く蒸し蒸しした不快な空気ですが、この不快な空気も浴衣などに必要な風情となり、夏祭りにはいいものです。

「○○祭りは、当日の天候にも恵まれ、過去最高の人出となり、大いに賑わいました」

というニュースの文面にもあるように、夏祭りや花火など屋外のイベントでは、気象がストレートに影響します。

例えば花火大会では、当日の風向き次第では、晴れていても中止になることがあるようです。天気が雨だったり、風が強い状況だと、当日の人の入りが少なくなることはもちろん、来場者への安全にもかかわってくるので、天気は最も重要となります。

主催者側としては多くの人に来てもらいたいため、有名人を呼ぶなど内容に凝ってみたり、宣伝活動を大々的にするなど、昔と比べると随分手が込んだものとなってきました。しかし、イベントの命運を握る天気だけは神頼みと、そこは今も昔も変わりません。

執筆者:けん