天なびコラム

第2818話

2008年07月15日

夕焼け

先日出かけていたときに、きれいな夕焼けを見ました。
暑かった一日の終わりに真っ赤な夕焼けの空が広がっていると、ほっと疲れもどこかへ消えてしまう気がします。

夕焼けが赤く見えるのは、波長が短い青色の光が多く拡散して、波長の長い赤い光が残るためにこのように見えるのですが、空気が澄んだ晴れた日によく見られます。
たまに夕焼けではなく、太陽自体が真っ赤に見えることがありますが、これは空気中の塵やスモッグなどが多い時に見られます。
思わずきれいだなと思って見てしまうのですが、毎日のように発表される光化学スモッグの発生情報を見ていると、なんだか考えてしまいますね。

火星の夕焼けは青く、昼の空は薄い赤色をしているそうですよ。
地球とは逆になっているのがおもしろいですね。これは火星の大気中には、砂塵が多く漂っているためこのように見えるのだとか。日本でも黄砂の多い日に青い太陽が見られることがあるようです。
火星の青い夕焼け、一度見てみたいものですね。

執筆者:しま