天なびコラム

第2820話

2008年07月17日

相手と私のペース

照りつける太陽、水分をたっぷり含んだ熱気、7月に入ってあっという間に夏がやってきました。

公園の噴水で遊んでいる子供達を見かけると、私もプールや海で泳ぎたくなってきます!

おそらく、遊びや学校で何度かプールや海に入った人もたくさんいると思いますが、水加減は如何でしょうか?

泳ぐのに適した水温は気温との比較で決まります。

色々な資料を調べてみると、例えば学校の水泳の授業では、
気温+水温≧50℃
気温-水温≦6℃
のような基準を目安にして、授業の実施を決めているそうです。

確かに梅雨空の日は外にいるよりも水の中の方が暖かく感じることもありましたね。

・・・とここまで語っておきながら、私は泳ぐのはかなり苦手です。筋力や体力にはかなり自信があったつもりなのですが、どうも泳ぐと沈んでいく体質のようでした(汗

小学校の水泳の授業で最も嫌だったのが息継ぎの練習。まだろくに泳げない状態で、地に足がつかない所を先生に引っ張られるあの恐怖といったら…。でも、これをビート板を使って自分のペースでやるとなぜか全然怖くなかったんですよね。

人のどんな行動にも必ずペースがあります。ですが、ペースには自分のペースと他人のペースの2種類しかありません。そして、人は自分のペースで動くことに慣れていて、他人のペースの中で動くと普段以上の疲労やストレスがたまり、不安や恐怖を感じやすくなってしまいます。

自分が楽にできていたことを他人にさせてみると、意外と相手には苦しいことがあるんですよ。

それを回避するためには、普段から相手のペースを感じるようにしないといけません。

そんなに簡単なことではないですが、相手にとっても自分にとっても良いペースを作り出すことを心がけていれば、きっと何のわだかまりもなく、それでいて大きな力を生み出すことが出来るんじゃないでしょうか。

執筆者:そら