天なびコラム
第3896話
2011年06月28日
熱中症
キャンプや旅行に出かける機会が多い夏場に向けて気をつけたいのが「熱中症」です。
熱中症は温度が低くても多湿であれば起こりやすく、梅雨の中休みなどは日中の最高気温も高くなりますので特に注意が必要です。
また、熱中症はスポーツや仕事中など「太陽の下」や「働いている時」に起こると思われがちですが、部屋で安静にしている時でも発症することが少なくありません。
暑さのなか窓を開けた部屋でお酒を飲んでそのまま寝てしまい、気がついたら病院のベッドの上・・というようなケースもあるので注意してください。
次に特に気をつけたいのが「高齢者」です。加齢とともに体温調節機能が低下するため、高温でも発汗しづらいなど、熱中症になりやすい要因が大きいからです。
エアコンや扇風機をつけたり水分補給など、こまめに様子を見るようにしてくださいね。
あと、体毛に覆われているペットはどうでしょうか。汗のかけない犬は開口呼吸(口を開けてハァハァと息をする)による放熱、猫は涼しいところを見つけて、体温を極力上げないように工夫をしているようです。
これから迎える夏における犬の散歩は「時間」が肝心です。オススメは「早朝」「夕方の遅い時間」「夜」です。
なぜなら、これから迎える夏の日中にアスファルトの温度が異常に高くなり、そのままでは足裏(肉球)が火傷してしまうおそれがあるからです。
できれば、散歩前に飼い主がアスファルトの地面を触って熱くないかを確認してあげる事をオススメします。
あとはこまめに水を飲ませるなどの気遣いをしてあげるとペットも喜ぶでしょう。
夏の暑さを乗り切っていくには人もペットも身体に気をかけていくことが大切ですね。
執筆者:ぶどう畑