天なびコラム
第4982話
2014年06月18日
おにぎり
日本最古のおにぎりの化石が発見されたのは、石川県鹿西町(現中能登町)。1987年に、杉谷チャノバタケ遺跡から発掘されたとのことです。発見された場所にちなんで、鹿西町の「ろく」と米という漢字が「十」と「八」に分解されることから、今日6月18日が「おにぎりの日」に制定されました。
チャノバタケ遺跡という名前も気になる名称ですが、ここで発掘されたおにぎりは弥生時代のものと推定されており、当時の形も二等辺三角形であったそうです。底辺が約5cm、他の2辺は約8cmの二等辺三角形ということで、とても小さいものだったようです。
当時このように調理された米は非常に少なかったことが想定されることから、食料の携帯という用途以外に、お供え物や厄除けの役割があったかもしれません。
日頃慣れ親しんでいるおにぎりについても、少し調べてみると面白い過去がありました。今日はこの日にちなんで、自分の好きな焼きおにぎりを食べることにしようと思います。
執筆者:マサムネ