天なびコラム

第4986話

2014年06月22日

タコ

もう、6月も終わりに差し掛かりました。
昨日は、北半球ではもっともお昼が長くなる夏至でした。

さて、反対の冬至ではよくニュースなどでも取り上げられている様にゆず湯に入るなど有名です。

でも、夏至には印象的な風習があまりないですよね。
関西地方には、夏至から半夏生(7月2日頃)の間にタコを食べるようです。

関西に住んでいたのですが、その様な文化を初めて知りました。
なぜ、タコを食べるのかというと
「タコの足の様に深く、しっかりと沢山の稲が根付いて欲しい」と願い
食べられていたとのこと。

田植えの時期は、現在は4月〜5月に行われるのが多いのですが昔は稲の冷害などを避ける為にこの夏至辺りの6月後半に田植えをされていました。

そう言った所もあり、タコを食べられていたのかもしれません。

来月は、7月。
様々なお祭りやイベントが開催されます。夏を楽しみましょう。


執筆者:案山子