天なびコラム
第4989話
2014年06月25日
お弁当への食中毒対策
暖かくジメジメした日が多くなってきました。こんな時は食中毒に要注意ですね!
特に調理から食べるまでの時間が長いお弁当への注意は大切ですね。
まず大切なのは、やはり加熱です。多くの細菌は75℃以上で1分以上加熱すると死滅します。レンジなどを用いる際も、途中で向きを変えるなどして、全体に熱が伝わるようにするのが良いと言われています。
そして、調理後は冷ましてから蓋をすることが大切です。
細菌は10℃以上になると急激な成長を始めます。4時間たつと35℃で10倍、45℃で1000倍になります。特に冷まさないで蓋をすると水滴ができるため、細菌の発生しやすい高温多湿の状態になってしまいます。
また、お弁当の保管中に細菌の繁殖を防ぐため、ご飯に梅干を入れるのが良いと言われています。この時、梅干をつぶしてご飯全体と混ぜるとより効果的です。
せっかく作るお弁当ですから、きちんと対策をして、安心して食べたいですね。
執筆者:とも