天なびコラム
第5104話
2014年10月18日
統計の日
今日は、統計の日です。
日本で最初の近代的生産統計である「府県物産表」に関する太政官布告が公布された明治3年9月24日(太陰暦)を現在の太陽暦に換算した日が10月18日であり、昭和48年に閣議了解により定められたものです。
統計は、気象の世界でも非常になじみ深いものです。
最高・最低気温、年間降水量、平年値など気象の統計データを挙げ始めたらきりがありません。
気象データに統計処理を施すことで、気象現象の様々な性質や特徴が浮き彫りになってきます。
また、最近ではスポーツでもどんどん統計が扱われるようになっています。
バレーボールでは、統計データで見えてきた相手選手のスパイクのコースの傾向などを選手に伝えたり、
野球では、メジャーリーグのとある球団が、選手評価や戦術などに統計学を駆使することでチームの強化に成功した例もあります。
また、統計データは、プレーする側だけでなく、見る側も楽しませてくれます。
最近のサッカー中継では、試合での各選手のタッチ数、パス成功数、プレーエリア分布などが紹介されることがあります。
こういったデータを見ることで、例えば、一見地味な選手でも、チームの中で非常に重要な約割をしていることがわかったりします。
具体的に統計データで示されることで、漠然と見るよりも、楽しみ方の幅が広がりますし、そのスポーツをより深く理解することにも役立つのではないでしょうか。
我々の身近に溢れる統計データですが、あらためて、どういったものがあるのかを探してみると面白いかもしれませんね。
執筆者:エトオ