天なびコラム

第5587話

2016年02月13日

世界三大花粉症

花粉症の時期がやってきつつあります。
関西でも少しずつですが確実に花粉の飛散が観測されています。
環境省の花粉症に関するレポートを読んでみると、日本での花粉症の有病率は29.8%、スギ花粉症に限っても26.5%と書かれおり、その深刻度がうかがえます。
日本のスギ花粉症は、
ヨーロッパのイネ科花粉症、
アメリカのブタクサ花粉症、
とあわせて世界三大花粉症に数えられているそうです。
具体的にどこかの機関が定めているというわけではないのですが、患者数や規模などからそう言われているとのこと。
ヨーロッパのイネ科花粉症というのは、カモガヤなどの牧草に使われる植物が主な原因となっています。
畜産が盛んなヨーロッパならではですね。
ブタクサ花粉症については、明治にブタクサが日本国内に渡来して以降、着実に生息域を広げており、現在では患者数がスギ・ヒノキに次ぐまでになっています。
このブタクサは北米大陸が原産地ですので、本場のアメリカではもっと深刻であることにも頷けますね。

日本の花粉症が世界を見渡しても指折りの酷さであることは間違いないですが、世界各地、その土地土地に根付く植物による多種多様な花粉症が存在するということも色々調べてみてわかりました。




執筆者:エトオ