天なびコラム
第5593話
2016年02月19日
プラネタリウムと星空
先日、仕事帰りにプラネタリウムに行きました。
学生の頃は天文サークルに所属しておりプラネタリウムや天体観測によく行きましたが、今回は久しぶりでした。
最近はいろんなプラネタリウムがあるんですね。
アロマが香るものやごろ寝しながら見られるものもあるそうですよ。
以前はSFチックなものが多かった気がしますが、"リラックス"が最近の流行りなのかもしれません。
私が今回行ったプラネタリウムは、アーティストとコラボして音楽を聴きながら星空を見るというものでした。
音響もとても良くて癒しの空間でした。
最後の方はウトウトしてしまっていました。
一方で実際の星空も、今とても魅力的な季節を迎えています。
よく冬の夜空は綺麗だと言われますが、ちゃんとした理由があります。
一つは、冬に見ることのできる星座は他の季節に比べて明るい星座が多いからです。
例えばオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座、おうし座などがあります。
冬の大三角や冬のダイヤモンドと呼ばれる図形を形作って、賑やかに輝いています。
もう一つは、光を遮る要因となる水蒸気やチリが少なく、「空気の透明度が高い」からです。
気温が低く雨が少ないため空気中に存在する水蒸気量が少なく、天気が安定して空気の流れが弱いため地上から舞い上げられるチリの量が少ないのです。
ただし、『寒い』というのが冬の天体観測の大きな欠点ですね。
寒すぎるときにはプラネタリウムで楽しむのがちょうど良いかもしれません。
執筆者:なるはや