天なびコラム

第6269話

2017年12月26日

照明

いよいよ年末ですね。
年末といえば大掃除です。
先日我が家でも大掃除に備えて近所のお店に買い出しに出かけたのですが、そこで衝撃を受けました。
なんとLED電球が100円で売られていたのです。
以前500円でも驚いたのですが、それがついに100円に。
白熱電球と変わらない価格です。
余りの安さにテンションが上がり、帰省土産にと10個も買ってしまいました。
帰り道、ふとLED電球の寿命が長ければ10年位になることを思い出しました。
10個で100年。
自分より寿命が長いであろう電球を買ったことに、有難いような、寂しいような、複雑な気持ちになりました。
ところで寿命の短さでLED電球とよく比較される白熱電球ですが、実は100年以上も点灯し続けている白熱電球があるそうです。
アメリカの消防署に設置されている60ワットの白熱電球で、1901年からほぼ点灯し続けているとのこと。
世界は広いですね。
試しに電気代を日本の単価で計算してみたところ、なんと100年で130万円を超えていました。
点灯時間も凄いですが、電気代も凄いですね。
これが4.5ワットのLED電球だったならば、100年で10万円程です。
100年で10分の1以下のエネルギー消費になっていることに技術の進化を感じます。
ある大学では植物を発光させて照明の代わりにする研究が進んでいるそうです。
次の100年では電気を使わない照明が生まれているのかも知れません。
その時LED電球は「電気の照明なんてレトロね。」なんて言われているのかも知れません。
そんな未来を夢見つつ、まずは今できる方法でエネルギー利用を抑え、地球環境を少しでも大切にできればと感じた年の暮れでした。
私のコラムはこれが今年最後になります。
今年一年、お付き合い頂きありがとうございました。
また来年も宜しくお願いします。
皆様よいお年をお迎えください。


執筆者:シゲル