天なびコラム

第6439話

2018年06月14日

聞こえる音、聞こえない音

ジージー
「虫の声が聞こえる」
「いや、何も聞こえないよ」
ジージー
「身体に響くくらいうるさいけど」
「いや、何も聞こえないよ」
「「・・・」」

先日、自宅にて同居人とこのようなやり取りがありました。
うるさくて眠ることができないような大きな虫の鳴き声。
思わず、聞こえてはいけない音が聞こえているのでは、と不安になってしまったのですが、調べてみるとオケラの鳴き声だったようで、一安心でした(しかし眠れませんでした)。
何故同居人に聞こえなかったかというと、オケラの鳴き声は高周波数の音だからです。
音を聞き取る有毛細胞は耳の中の蝸牛という器官にあります。
高周波数の音を聞き取る担当の有毛細胞は蝸牛の入口付近にあり、蝸牛の奥のほうにある有毛細胞と比べると音にさらされる機会が多く、年齢を重ねるとともに大きなダメージを受けてしまうそうです。
同居人とは40歳年が離れているため、聞こえない音があるのは仕方のないことでした。現在、オケラ対策に耳栓の購入を検討しています。

我が家はオケラの声も他の微音も筒抜けという状況なのですが、最近の新築住宅は遮音性がかなり高く、雨の音が聞こえないことも多いようです。
騒音が聞こえない利点もありますが、音での判断ができなくなりうっかり洗濯物が…ということも考えられます。
そんなときは、お天気ナビゲータや雨降りアラートアプリが役立ちそうですね!


執筆者:いろごはん