天なびコラム

第6628話

2018年12月20日

今年も気が付くと残り10日ばかりとなっていた。この一年を振り返ると2月に北陸地方で記録的な豪雪、6月に大阪府北部地震、7月に西日本豪雨、8月に台風201821号による高潮・強風被害が発生した。さらに9月に北海道地震が発生し、大規模な土砂崩れが発生したことは記憶に新しい。このような背景に今年の漢字は「災」が選ばれた。過去に選ばれた漢字を振り返ると2004年にも「災」の漢字が選ばれている。度々選ばれる「災」という文字であるが、私たちは自然災害に強くなってきているのだろうかと改めて考えさせられた。

そもそも災害とは、自然現象が人間に危害を加えることで発生する。災害の危険性がある地域に住んでいるために何らかの被害を受けるリスクが高まるが、全ての国民が災害のリスクが少ない地域に住むことは現状難しい。そこで、私たちは私たち自身で災害のリスクを調べて現象を理解し、どのような対策が必要なのか考え対策を講じなければ、災害を減らして自分自身を守ることは難しいと考えられる。

一人ひとりが「災」の字を考え、災害から命を守って行きましょう。




執筆者:阿波狸