天なびコラム

第7168話

2020年06月12日

湯気は液体

朝起きたらまずコーヒーを飲むために、お湯を沸かす。これが私のモーニングルーティン。。。いえ、実際はそんなお洒落な横文字を使うほど優雅なものではなく、やかんでお湯を沸かすので、朝も暑くなってきた今は汗をかきながら行う厳しい作業なのでございます。

お湯を沸かしている間は、じーっとやかんを見続けて沸騰するのを待っているのですが、毎日見るこの白い湯気は、気体ではなく液体であるということを最近知ったのでございました。。今までは何となく水蒸気だと認識しておりました。。

沸騰したやかんの口から出た水蒸気は、周りの空気に冷やされて、白く目に見える細かい水滴になって湯気となるのだそうです。なるほど!だからやかんの口付近はあまり白くなくて、上に行くほど湯気は白くよく見えるのですね。

ということは、中学生の冬、サッカー部の厳しい先輩が説教中に身体から出していたあの情熱的な湯気は、汗が液体として空気中に可視化されてしまったものだったのかな〜なんて妄想してしまうと少し笑ってしまったのでございました。


執筆者:スケール