天なびコラム

第7221話

2020年08月04日

良い天気とは

自粛期間中、運動不足を解消するために、人通りが少なくなった夜中に近所の散歩をよくしていたのですが、最近は近所を歩きつくして少し遠くまで散歩に出るようになりました。
そこで、消費カロリーが少なく、遠くまで疲れず歩ける効率の良い歩き方を調べようと「歩き方 効率」と検索してみました。
そしたら、消費カロリーの多い、つまりダイエットの効率の良い歩き方ばかり出てきました。
それもそれで悪くはないのですが、なんだか私の目的とは違います。
この問題は、「良い天気」とはどんな天気かという問題にも似ているなと思います。

気象庁では、「よい天気」や「悪い天気」という言葉は、意味がいろいろに解釈され誤解をまねきやすいので用いないと決めています。
確かに、良い天気かどうかも状況によって違います。
例えば、マラソンなどの屋外での持久系スポーツでは曇りが良いとされていますし、農業では晴れが続きすぎても日差しがなさすぎてもだめです。
すでに、今年は長い梅雨で日照不足となり、野菜の値段が高騰し始めています。
万人にとって良い天気と言えるものはないと思いますが、今年の梅雨は沖縄以外では例年より長く、各地に大雨をもたらしたので、良い天気と思っている人が今はいつも以上に多いのではないかと思います。


執筆者:ありんこ