天なびコラム

第7250話

2020年09月02日

感謝の言葉

今日9月2日は、0092の語呂合わせから、「おおきにの日」だそうです(少々強引な気もしますが・・笑)。
「ありがとう」の意味で関西などで使われる「おおきに!」の言葉を、世界の人がお互いに笑顔でいられるように発信することを目的とされているそうです。
記念日として制定されたのは2017年のことで、比較的新しい記念日のようです。

この「おおきに」という言葉、自分が日常会話の中でを使うことはあまりありませんが、祖父母が言っているのを昔からよく耳にしていましたし、買い物などへ行くとお店の人から声を掛けてもらうこともあり私にとっては馴染みがあります。
小さいころは「自分も年を重ねると、“ありがとう”ではなく“おおきに”と言うようになるのだろうか」と考えていました。

そもそも「おおきに」という言葉は、「おおいに」や「とても」などを意味する言葉で「おおきに、ありがとうございます」という風に使われていたそうですが、それがだんだん省略されて「おおきに」と独立使用になったそうです。
「ありがとうございます」を「ありがとう」と言うのと同じように、人との心の距離を縮める感覚で使われるようになったのだとか。
何気なく聞いていた言葉ですが、奥が深いですね。
関西の方言だと思っていましたが、関西以外にも使われている地域はあるのでしょうか?

どんな些細なことにも「おおきに」の気持ちを忘れずに過ごしていきたいものです。


執筆者:まる