天なびコラム

第7099話

2020年04月04日

窓から眺める季節の雲

最近は外出自粛要請もあり、外出予定もほぼ無くなりました。更に暖かい天気なので「春眠暁を覚えず」というように、休日はつい寝坊してしまいますね。

さて、最近は家の中で過ごすことが多いですが、毎日窓を開けて空を眺めるようになりました。空の観察は面白く、毎日違う形の雲や違う色の空を見ることが出来ます。
今の時期だと「すじ雲」を見ることが多いです。十種雲形に当てはめると「巻雲」と言い、高度5〜13kmにあり、氷の粒でできている雲です。巻雲が見られると、その後は天気が崩れやすくなります。春は低気圧と高気圧が交互にやってきて、天気が周期的に変わる特徴があるので、巻雲を見つけやすい季節です。

この他にも日々見つけられる雲の種類は沢山あり、それらの特徴を調べたり、天気図と見比べてみたりすると面白いですよ。この機会に家から雲を観察して、気象の知識を増やしてみるのはいかがでしょうか。


執筆者:味噌