知らないと愛犬がキケン!?
〜犬と台風対策〜
愛犬の台風対策
近年は台風による大きな被害がたびたび発生しています。
台風が接近すると気をつけなければいけないのは人も犬も同じですが、室外で犬を飼っている場合家の中にいれるかどうか悩んだ経験はないでしょうか?
「犬をしまえ」とは?
「犬をしまえ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
2019年9月の台風15号接近の際に犬を守るための注意喚起としてSNSで発信されたこの言葉は、現在も台風が近づくとネット上でよく見られるようになりました。人間は台風が近づくと対策や避難ができますが、愛犬は飼い主にしか守ることができません。特に外飼いの犬は、そのままにしておくと強風に飛ばされたり増水で犬小屋ごと流されてしまったり、命を落としかねません。鎖を切って逃げ出し迷い犬となり二度と戻らなくなってしまうことだってあるのです。
愛犬は大切な家族であり、飼い主には愛犬の命を守る義務があります。そのため、どんな台風でも接近時には必ず愛犬を家の中に入れましょう。
室外犬を室内に入れる際に準備するもの
クレート
普段外飼いの場合、犬小屋があるためクレートは持っていない方が多いかもしれませんが、台風などで家の中に避難する時や、車で移動する際にも使えるため、愛犬のサイズに合ったクレートを一つ持っておくと良いでしょう。軽量タイプや折り畳みタイプなど、色々な種類があります。
ペットシーツ
急な大雨や台風でも慌てないよう、室外犬の場合でも1パックは用意しておくと安心です。家の中での生活はもちろん、移動する際にも使えます。
愛犬の好きなおもちゃ・おやつ
台風で犬が恐怖心を抱いている場合があります。また、室内では運動が十分にできず、退屈でストレスとなることも。お気に入りのおもちゃやおやつで気を紛らわせたり、ストレス発散させてあげましょう。
窓ガラス対策も忘れずに!
室内で犬を飼っている場合や、室外犬を家の中に入れた場合でも、台風で窓が割れ、愛犬がそこから逃げ出してしまう可能性があります。台風が近づく前に窓ガラスの対策を忘れず行っておきましょう。
なお、窓ガラスが割れる原因は風圧だけではありません。強風でモノが飛ばされ、飛ばされたモノが窓にあたることで割れてしまいます。そのため、強風で飛ばされないように外にある植木鉢や自転車、ゴミ箱、傘などはすべて家の中にしまいましょう。また、雨戸やシャッターがある場合は、物が窓に衝突するのを防ぐことができるのでしっかりと閉めておきましょう。防犯フィルムを窓ガラスに貼ることでも、窓ガラスの飛散防止対策になります。
風の強さの目安と被害
風の強さごとに影響を見てみると、以下のように想定されます。
平均風速10m/s以上15m/s未満
風に向かって歩きにくくなり、樹木全体や電線が揺れ始めます。
平均風速15m/s以上20m/s未満
風に向かって歩けなくなり、電線がなり始め、看板やトタン板が外れ始めます。
平均風速20m/s以上
何かにつかまっていないと立っていられなくなり、木が倒れ始めたり看板が落下・飛散し、飛来物によって負傷するおそれがでてきます。
台風の動向の確認にオススメ!
雨雲の予想とあわせてわかる
高解像度レーダー
高解像度レーダーでは、雨雲の予想だけでなく、5日先までの台風進路図が確認できます。
台風発生時のみ画面右側に表示される台風マークのボタンを押せば、マップ上で台風の今後の動向が雨雲の動きとあわせてわかるので、台風対策に便利です。
こちらも
オススメ!
夏は高温アスファルトに注意!
肉球火傷・熱中症の対策を
犬のおさんぽ予報
犬のおさんぽ予報とは?
犬のおさんぽ予報では、地面がアスファルト舗装だった場合の路面温度を気象条件から予測し、路面温度予測値と指数を掲載しています。 天気予報と合わせて最大3日先までわかるので、事前にチェックすることでお散歩に最適な時間を計画できます!
指数の凡例
中止 |
ワンちゃんを守るためにもおさんぽは中止しよう。火傷や熱中症で命の危険。 |
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危険 |
43℃以上で肉球火傷の危険性大!この時間のおさんぽは避けよう。 |
警戒 |
肉球火傷のリスクあり。念のため路面を手の甲で5秒タッチして安全確認! |
快適 |
快適におさんぽできそう♪ |
ひんやり |
ひんやりしていて少し冷たいかも。 |
指数は、「ひんやり」「快適」「警戒」「危険」「中止」の5段階。ワンちゃんのアイコンでわかりやすく掲載。
わかりやすいグラフも
1時間ごとにグラフでも確認できるので、「今から散歩に行こうと思っていたけれど、路面温度が高くなりそうだから中止しよう」「涼しそうなこの時間帯に散歩に行こう」など、お散歩の予定が立てやすくなります。