天なびコラム

第5343話

2015年06月14日

ライス

先日、フットサル中に右足首を捻挫してしまいました。
すぐにプレーをやめ、冷却スプレーで患部を冷やし、帰宅後、湿布を張り、早々に眠りにつきました。
しかし、この処置では全然ダメだったことを翌朝痛感することになります。
痛めた足首に留まらず、足の甲や指までパンパンに腫れ上がり、至る所で内出血していました。
では、適切な応急処置としてどうすべきだったかというと、スポーツ外傷ですと"RICE"が有名です。
私も言葉は知っていましたが、具体的な処置については理解していませんでした。
時すでに遅しですが、今後のためにとRICEについて勉強しました。
R(Rest,安静)…患部を動かさず、負荷を与えない
I(Icing,冷却)…冷やすことで、血管を収縮させて炎症や内出血を抑える。細胞の代謝を落とし細胞破壊の広がりを抑える
C(Compression,圧迫)…組織や血管を圧迫し、内出血や腫れを抑える
E(Elevation,挙上)…患部を心臓より高い位置に持ち上げ、重力を利用して内出血を抑える
これらの頭文字を取って"RICE"です。
自分の場合を振り返ると、RとE以外はできていませんでした。
Cに関してはテーピングなどが必要でしたが全く行わず、Iに関しても、スプレーや湿布では深部までを冷やす効果はなく、氷水や氷のう等でしっかり冷やす必要がありました。
負傷後2週間程経ちますが、まだ青タンが所々残り、痛みも少しあります。
応急処置の重要さを身をもって体験しました。



執筆者:エトオ