天なびコラム

第6136話

2017年08月15日

濃霧の中の戦い

まだまだ外は暑いので、なるべく室内で楽しく日々を過ごしたい、そんな私の週末の楽しみ一つ、サッカーのハイライト動画。少々前の事なのですが、8月5日に茨城県立カシマサッカースタジアムで行われた鹿島vs仙台の試合では、スタジアムが濃霧に包まれました。

18時30分に始まったその試合は、気温26℃、湿度84%という環境だったそうで、ハイライト動画で見てもほぼ真っ白。観客席の皆さんも試合の様子が把握しづらい状況でした。そして、戦っている選手たちもまた周囲の様子がわかりにくい状況で、よく雪の中で行われる試合のときに使用されるオレンジ色のサッカーボールが使われました。

海外のサッカーでは発煙筒を意図的に炊く観客がいて、スタジアムが煙で真っ白になるという試合をたまに見るのですが、その真っ白な状況が気象現象によるものとなると、どうしようもないですね。選手たちは、視界が悪いと本来の力を発揮しづらいでしょうし、怪我をするリスクも高まるので、いつも以上に大変だったと思います。

視界の悪い中で90分を戦いきった選手やスタジアムで応援をしていたサポーターを尊敬しつつ、自分も今取り掛かっているお仕事に五里霧中な今日この頃でございます。皆様も気象現象に注意して、楽しく安全にお盆休みをお過ごしくださいませ。


執筆者:スケール