天なびコラム

第6144話

2017年08月23日

夏フェス!

大学生の頃、ある野外音楽イベントに毎年足を運んでいました。
いわゆる「夏フェス」と呼ばれるもので、この時期の週末はどこかで必ず大きなイベントが行われています。

知名度の高い老舗イベントから最近スタートした新感覚?のものまで、音楽イベントは多様化しています。
夏フェスの場合、都会から離れた郊外の広い敷地で行うものが多いですが、最近では「都市型フェス」と称される都会の真ん中で行うイベントもあるようです。
イベント形態の多様化の他、食などの音楽以外の要素も充実してきており、ここ数年夏フェス人気が高まっているらしいです。
(実際、本当に飲食店の出店が多く、夏フェスで食べるご飯を総称した「フェス飯」という単語も浸透してきています。)
中にはチケットの入手が年々困難になっているイベントも多いのだとか。

私が行っていた夏フェスは、富士山の麓で開催される王道の郊外型の夏フェスです。
晴天に恵まれるとアーティストが立つステージのバックに雄大な富士山が現れます。
パフォーマンスを見て回った後、少し休息を取ろうと見上げた先に富士山があると、やはり癒しになります。

しかし夏の富士山は極端です。
麓は都心より涼しいと思われがちですが、標高が高い分直射日光は非常に強く、あっという間に日焼けしてしまいます。
一方で、悪天候になると一気に気温が下がり、8月でも凍えそうな気温になることも。
実際私も、暑かった日はかき氷を1日3〜4回買いましたし、雨の降った日はウィンドブレーカーを着ても震えてしまう時もありました。
雨の日も晴れの日も、屋根のある休憩スペースは常に満員だったのを覚えています。

ここ数年は参加できていないのですが、今でも楽しかった夏の思い出として脳内をよぎります。
チケットはそう安くなく、ましてや交通費や宿泊代もかさむので、学生だった私にとってはかなりの出費でした。
それでも、このコラムでは語りきれない程の、奮発して良かったと思えるような体験を沢山しました。
思い出に残る夏のイベント、皆様にはありますでしょうか。


執筆者:そふぃー