第8547話

2024年03月22日

何が起こるかわからない

家族旅行に行った時、宿泊したホテルで突然、火災報知器が鳴りました。
そろそろチェックアウトしようかと荷物もまとめ、近所で買ったケーキをのんびり食べていた時でした。

慌てて部屋を出ると、他の部屋からも不安そうに人が出てきていて、エレベータのある方向を見ると既に防火扉が閉まっている状態でした。
チェックインした時から火事になったら怖いなあという作りに感じていて、「何の音？」とキョトンとしている母を急かして部屋から出ました。
1階に降りることができるのは急な螺旋階段だけで、前日に1日中歩き回って足が疲れていたのと慌てていたのとで、危うく転げ落ちそうになりました。
ロビーにはとりあえず出てきたという人たちが多く集まっていて、荷物を持っている人はいませんでした。
幸い火事ではなく何事もなかったのですが、2度とあんな場面に遭遇したくないです。
火事じゃなくてよかった。。
転げ落ちないでよかった。。

いつだって何が起こるかわからない。
どんな時でも落ち着かないとなあと思った出来事でした。

執筆者：くろごはん