天なびコラム

第8551話

2024年03月26日

プチトマト事件

弊社オフィスでは、プチトマトを育てています。
お水を入れたペットボトルに専用のキャップを付けて、そこに種をまくと、室内で簡単に野菜やハーブを育てることができるという栽培キットです。
種をまいてから約1〜2週間後、3つほど芽が出てきました。
毎日写真を撮ったり、眺めて愛でていたので、芽が出た時の喜びはひとしおです。
しかし、事件は突然起きました。
太陽の光を当てるために窓際に置いていたのですが、私がブラインドを下げた時に3cmほど生えたプチトマトの茎が折れかけてしまいました。
私は最初気が付かず、同僚に言われて気が付きました。
せっかく芽が出るまでみんなで大切に育てていたので、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかも種が余っているからまた育て直そうとまで言ってくれ、申し訳なさをさらに噛みしめるとともに、優しい同僚に囲まれて幸せだなと思いました。
ただ、トマトの茎は折れかけているものの、自立はしています。
なので、育て直すのはまだ様子を見ようと提案してみました。
もしかしたらこのまま頑張って育ってくれるかもしれません。
それから毎日不安な気持ちで様子を見ていましたが、少しずつですが芽を伸ばしていきました。
茎の部分もだんだんと太く、強く成長しました。
今では花が咲いて、緑色の実になっているものもあります。
みんなで大切に育てているプチトマト。
赤くなって食べるのが楽しみです。

執筆者:箱崎