天なびコラム

第6199話

2017年10月17日

アレルギーか寒暖差か

先日、およそ半年ぶりに宮崎へ行ってきました。
2泊3日の滞在でしたが、3日目の朝、くしゃみと鼻水が止まらない症状に襲われました。
発熱はなく、鼻以外も異常なし。
私が疑ったのは、アレルギー性鼻炎か寒暖差アレルギーでした。

アレルギー性鼻炎は、体外からアレルギー原因物質が侵入し、身体の免疫が過敏に反応している状態です。
いわゆる花粉症は、スギなどの花粉を原因物質とするアレルギー性鼻炎の一種で、「季節性アレルギー性鼻炎」ともいわれます。
対して、ダニやホコリによって季節を問わず症状が出るのは「通年性アレルギー性鼻炎」というそうです。

一方で寒暖差アレルギーは、急激な温度差によって血管の膨張・収縮が追い付かなくなり、自律神経が乱れることが原因とされています。
つまり、特定の物質が入ると過敏になるアレルギー反応とは無関係で、正式名称は「血管運動性鼻炎」なのだそうです。
目安として、7度以上の温度差を受けると発症しやすいとのことです。

私の場合、小さい頃にアレルギー性鼻炎の診断を受け、昔は時期に関係なく鼻がやられていましたが、最近は症状が出ることはほぼありませんでした。
しかし寒さには弱く、学生の頃は気温が一気に下がると体調を崩すことがしばしばありました。
今回も、全国的に気温の上下が激しかった頃と重なり、寒暖差アレルギーの方が可能性が高いと踏んでいます。
もしかすると、宮崎へ来て興奮し過ぎて自律神経が崩れたのかも?(笑)

寒暖差アレルギーの主な予防・対策は、服装やお風呂の温度に気を配ってやるのがまずは効果的です。
服装は脱ぎ着しやすいものにして温度調節をしやすくし、お風呂は外気温との差を小さくする為にもぬるま湯が丁度良いそうです。
また、自律神経を安定させる目的として、生活リズムや食事の栄養バランスを整えるのも◎。
なお、アレルギー性鼻炎の対策は、ご存知の通りマスクの着用や室内の掃除などです。

とは言え、やはり区別がしにくいので、お医者さんに相談するのがベストです(この時の私は自己判断してしまいましたが…)。
今年の秋は特に寒暖差が激しいように感じますが、体調管理には一層気を使うようにしましょう。


執筆者:そふぃー