天なびコラム

第6428話

2018年06月03日

地震対策2

前回のコラムでは、自宅で一番長い時間を過ごす場所として考えられる寝室の地震対策を考えてみた。今回は地震の揺れの後に安全に避難するための準備を考えてみたい。

地震発生後に建物内から外へ脱出するのも大変である。なぜなら、収納していたものが部屋中に散乱していたり、食器などが割れた破片が散らばっていたりするからである。このような状況をあらかじめ考え、事前に備えておくことも重要である。特に重宝するのが靴である。様々な物が散乱した床を歩く際、怪我無く避難するのに裸足では非常に危険である。また、津波の恐れのある地域では一刻も早く高台に避難しなければならないのに、怪我をしたために避難が遅れるということは十分考えられることである。

では靴をどこに置いておくべきなのか。もちろん全ての部屋に置いておくことが望ましいが、最低でも自宅で一番長い時間過ごす場所と考えられる寝室に置いておきたい。



つづく


執筆者:阿波狸