天なびコラム

第6831話

2019年07月11日

雨とタイヤ

雨がちな日の続く今日この頃ですね。
皆さん如何お過ごしでしょうか?
雨の日に車を運転するときは、特に路面状況に気を遣います。
路面が雨で濡れている状況では、タイヤのコンデションによって車の制動距離に大きな差が出てきます。
日本自動車連盟(JAF)では、@新品タイヤ、A5分山タイヤ(少し擦り減ったタイヤ)、B2分山タイヤ(消耗したタイヤ)でブレーキをかけた場合に、路面状況によって制動距離にどのような変化があるかテストをしています。
それによると、@新品タイヤ、A5分山タイヤの場合は路面が濡れていても制動距離に大きな違いはありませんでしたが、B2分山タイヤの場合は2m強も制動距離が長くなるという結果でした(時速60kmの場合)。
横断歩道の幅は原則3m以上で標示されているので、雨の日に横断歩道の手前で止まろうとして、真ん中あたりまでハみだすといったことにもなりかねません。
また雨の降り始めの路面が少し濡れている状態では、路面の土ホコリが水と混ざって泥状となり、より滑りやすい状態になるので注意が必要です。
雨の日には視界も悪くなりますので、運転される際はくれぐれもご安全に!


執筆者:ぐーす