天なびコラム

第8536話

2024年03月11日

復興支援

最近、街中の商業施設やテレビの特集で、北陸にスポットを当てたフェアをよく見かけます。
伝統工芸品の展示や北陸産の海鮮をたっぷり使ったグルメなど、その内容は様々です。
これらはもちろん、元日の能登半島地震の復興支援を目的としたものでもあります。

以前新宿でグルメフェアを見かけたのは、元日からそれほど日数の経っていない1月中旬でした。
当時の被災地は、ライフライン復旧の目途が立たず、孤立集落も多くあった頃です。
遠方にいてもできる支援として発災から2週間ほどでの実施に至っており、(もしかしたら北陸新幹線の延伸に合わせて以前から企画があったのかもしれませんが)早くからこのような形で支援できるのはいいと思いました。
所用により北陸グルメをいただくまではできませんでしたが、道中で目にした具沢山の海鮮丼の広告は大いに興味をそそられました。
またの機会があれば是非いただきたいです。

復興支援と一言で言っても、その方法は様々あります。
募金や寄付、今回のフェアのような地元商品の消費、現地へのボランティア、観光で訪れてお金を落とすなどなど。
今回の能登半島地震では、ライフラインの被害が大きかったこともあり、ボランティアや観光といった現地へ訪れての支援は一部で問題になったこともありました。
これに関しては非常に難しい部分ではありますが、被害状況に合わせた支援も今後は重要になってくるかと思います。

今日は3月11日、今年の能登半島地震に限らず、あの震災以降も各地で大きな地震が時折発生しています。
備えだけでなく支援についても考える機会になればと思います。


執筆者:そふぃー