天なびコラム

第2631話

2008年01月10日

雪?雨?

年末年始は日本海側の各地で雪が降り、大雪となった所もありますが、皆さんの所はいかがでしたでしょうか。
さて、その雪ですが気温が高いと雨となって地上に降ってきます。雪も雨も上空で水蒸気が集まってできますが、上空では気温が低いため、多くの場合、氷として大気中に浮かんでいます。この氷の重さと重力とのバランスが崩れたときに地上めがけて落下してきます。地上に落ちるまでの気温が高い場合は解けてしまい雨として降ってきますが、気温が低い場合は解けずに雪となって降ってきます。また、地上で同じ気温でも湿度によって雪の場合と雨の場合があります。このように雪の予測には気温と湿度が非常に重要になってきます。ここが気象予報士の腕の見せどころです。
冬はこれからが本番ですが、今年の冬はまだまだ雪が降るのでしょうか。

執筆者:ひろ