天なびコラム

第2641話

2008年01月20日

ラニーニャ

昨年の春頃からラニーニャ現象が起きていますが、みなさんもテレビなどで何度かこの言葉を聞かれているのではないでしょうか?先日、気象庁からエルニーニョ監視速報(2007年12月版)が発表されました。

記事によると、エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後も基準値より低い値で推移し、ラニーニャ現象は少なくとも春まで続く可能性が高いということでした。さて、エルニーニョ・ラニーニャとは、どこの国の言葉かご存知ですか?

答えは、スペイン語です。エルニーニョは男の子、ラニーニャは女の子という意味を持っています。エルニーニョ現象は東太平洋の赤道周辺の海面水温が例年より高くなることですが、ラニーニャ現象は逆に低くなることを言います。

エルニーニョやラニーニャが発生すると半年〜1年半ほど持続しますが、日本ではエルニーニョ時は冷夏・暖冬、ラニーニャ時は猛暑・厳冬になりやすいという統計結果があります。けれども、気象・気候は他にもいろいろな条件で変わってくるので、簡単には統計通りにはならないようです。

昨年の夏は猛暑?冷夏?普通?と聞かれたらどう答えられますか?8月は全国的に記録的な最高気温が出ましたが、7月は大阪を例に取ると平年よりも1〜2℃低かったのです。

さて、今週は冬らしい寒さの地域が多かったようですが、個人的にはこれ以上は寒くならないことを望むばかりです。さぁ、明日もあったかい布団からうまく脱出できるようにがんばるぞー!


執筆者:のっち