天なびコラム

第2659話

2008年02月07日

雪国での生活

一般的に良い雪質と言われているものは、乾いたパウダースノーを指します。これは一日中、気温の低い氷点下のところで見られます。

先日初めてパウダースノーに覆われた街を歩きました。除雪をして路肩に溜まった雪を蹴ったのですが、白い粉が舞うだけで、手ごたえが全くないのです。普通に歩く街中でこのようなシーンには驚きました。

雪質は主に気温の影響を受けます。どうしても気温が高くなるところでは雪の表面が融けてベタベタの雪質になるのですが、ここでは昼間の最高気温も氷点下であったため、融けずにパウダースノーのままなのです。

そのような雪国での生活は、いろいろと不便な点が多いのではと当初思っていましたが、実際には特別不便だとは感じませんでした。

ここでは除雪車が毎日活躍しているおかげで、車は普通に走っております(さすがに速度はやや遅めですが、逆に安全運転が出来て良いのかなとも思いました)。

家の前の歩道の除雪は、地元の人々がしていますが、毎朝の日課ともなれば運動を兼ねており、さらには人々との交流も生まれ、逆に良いのかなとも思います。

雪国での生活、結構いいものです。また訪れたいと思いました。

執筆者:けん