天なびコラム

第2672話

2008年02月20日

ふきのとう

春の訪れを告げる食材に「ふきのとう」があります。
ふきのとうは、春の山菜の1つで、フキの花のつぼみです。
2月〜4月ごろにかけて、地面にちょこんと顔を出している姿が見かけられます。
田舎っ子の私は、春先になると、ふきのとう探しがお仕事でしたが、今では、ふきのとうが通信販売で手に入るそうです!
便利な世の中になりました・・・。

ふきのとうは、天ぷらやおひたし、味噌汁に入れたりして食べると美味しいです。
また、刻んだふきのとうと、味噌と砂糖、みりんなどを和えた「ふきのとう味噌」はご飯のおかずとしてもおすすめです!

ふきのとうは、苦味があるので食べにくいという方もいるかもしれません。
採れたてのものや、小さなつぼみを選ぶか、ふきのとうを茹でた後、水にさらしてアク抜きをすると苦味が抑えられるそうですよ。

最近の研究では、ふきのとうに含まれる「フキノール酸」という成分が、花粉症の症状を和らげるという報告があるそうです。
これからの季節にぴったりな食材ですね。

春を告げるふきのとう。
皆さんのお近くでも、ふきのとうが顔を出しているかもしれませんね。

執筆者:ふみ